アメリカの交通ルールから学ぶこと スクールゾーン

query_builder 2025/03/23
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私は仕事の関係で20年間、アメリカに住んでいました


その経験から、日本よりも進んでいる、参考になるアメリカの社会のルールや習慣がいくつかありましたので、今回はその中から、スクールゾーンについて書きたいと思います


アメリカの自動車の速度制限は、幹線道路で55マイル~65マイル(88キロ~104キロ)、一般道で40~50マイル(64キロ~80キロ)、住宅地で30マイル(48キロ)ほどが多いです


日本と違い、市街地がはっきりと用途別に分けられています


住宅地、商業地、工場地帯などです


上記の様に、日本よりも速度制限がかなり高めですので、住宅地の制限速度の30マイル(48キロ)が、実際に30マイルで走ると凄く遅く感じてしまいます


日本と同様?に幹線道路や一般道では、制限速度から10キロから20キロほどプラスして、制限速度より速く走る車が多いのですが、住宅地は多くの車が30マイルの速度制限を守り、ゆっくりと走っています


私が住んでいたところはアメリカで田舎のテキサス州で、1軒1軒の家がとても大きく、30マイルで走ると、目的地が近所の家でも、一体いつ着くんだろう。。と感じてしまうほどなのですが、多くの車がゆっくりと走っています


その理由は、お年寄り、小さな子供も含めて、「歩行者」がいるからです


アメリカは本当に広く、住宅地以外のエリアの工場地帯や商業エリアは、一部の商業エリアを除いて歩行者はほぼいません


道路を通行するのは車(バイクも少しありますが)のみです


ですので制限速度も高めで、皆様結構飛ばして通行しています


でも、その飛ばしている車が住宅地に入ると、とたんにゆっくりと走行するのです


テキサス州の住宅街は、(もちろん場所により多少の差はありますが)道幅も本当に広く、段差が設けられたゆったりとした歩道がきっちりと整備されています


日本の多くの住宅街のように、歩道どころか路側帯も無い細い道で、そこに多くの車と自転車、歩行者が混在しながら行き交うことは絶対にありません


それにも関わらず、車はゆっくりと走行します


これには、とっても驚きました


お年寄りから若いドライバーまで、守ります


本当に、皆様の「習慣」としてしっかりと根付いている感じです


更に感心したのは、「スクールゾーン」です


アメリカは保育園、幼稚園から高校生まで、通学時に親の車での送迎か、黄色のスクールバスで登下校します(16歳になった高校生は免許が所得できますので、自分の車で通学する生徒もいますが)


ですので、自転車や徒歩で通学する児童、生徒は原則いないのです


それにも関わらず、幼稚園や小学校、中学校、高校がある付近の道路は「スクールゾーン」に設定され、朝と夕方の通学の時間帯に(朝夕でそれぞれ数時間ずつ)制限速度が20マイル(32キロ)になるのです


アメリカの道路で32キロは、日本の感覚で言うと徐行(10キロ以下)で走行しているのと同じような感覚です


近所でも距離で5キロくらい離れている事があたりまえのテキサスで徐行していると、「本当に目的地に着くのかな」という感覚になります


でも皆様、スクールゾーンは絶対に守り、本当にゆっくりと走ります


スクールバスは、登下校時にそれぞれの生徒の家の前まで、一軒一軒、まわります


スクールバスが停車し、生徒の乗降中は、反対車線の車も含めて周囲の車両は全て、停車しなければいけません


もちろん、対向車かいなくても、道幅が本当に広くても、停車しているスクールバスを追い越したり追い抜いたりしてはいけません


でも誰も追い越したり追い抜いたりせずに、じっと待っています


対向車線の車も、全てです


理由は、生徒がいるからです


バスの影の死角から、生徒が飛び出してくるかもしれないからです


本当に頭が下がりますし、これが普通に社会の習慣になっている事が、とっても羨ましいです

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