技能実習生、特定技能生とのトラブルについて

query_builder 2026/03/26
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今回は、技能実習生や特定技能生と受け入れ側の企業とのトラブルについて、書きたいと思います


外国人の技能実習生や特定技能の人材と、受け入れ企業との間で起こるトラブルは、日本では長年指摘されている重要な問題です


制度の中心には 外国人技能実習機構出入国在留管理庁 が関わっており、ルール自体は整備されていますが、現場ではさまざまな課題が発生しています


まず背景として、技能実習制度は本来


「技術の習得と母国への還元」


を目的としています


一方で特定技能制度は、人手不足分野での労働力確保が目的です


この目的の違いはあるものの、どちらも企業と外国人が雇用関係を結ぶ点では共通しており、そこでトラブルが生まれやすくなっています


実際に多いトラブルの一つは、労働条件に関する問題です


例えば、求人時に説明された内容と実際の仕事内容や労働時間が異なるケースがあります


残業が多いのに適切な残業代が支払われない、休日が少ない、あるいは契約と違う業務をさせられるといった問題です


言語の壁があるため、細かい条件の違いに気づきにくく、不満が蓄積しやすいという特徴があります


次に多いのが賃金に関するトラブルです


本来、日本人と同等以上の待遇が求められていますが、実際には控除の名目で手取りが大きく減ってしまうケースや、最低賃金ぎりぎりの設定になっているケースもあります


また、母国での借金を抱えて来日している場合、経済的に弱い立場になり、不当な条件でも辞めにくい状況が生まれることがあります


職場環境や人間関係も大きな問題です


文化や習慣の違いからコミュニケーションがうまくいかず、指導がきつくなったり、誤解が生じたりすることがあります


中には暴言や過度な叱責といった問題に発展するケースもあり、精神的な負担が大きくなることがあります


生活面でのトラブルも見逃せません


寮の環境が劣悪であったり、自由な外出が制限されるようなケース、パスポートを会社側が管理してしまうような問題も報告されています


本来、パスポートの保管は本人の権利であり、企業が管理することは適切ではありません


一方で、企業側にも課題があります


例えば、技能実習生や特定技能の人材が突然退職したり、無断で職場を離れてしまうケースです


いわゆる失踪と呼ばれる問題で、企業にとっては人手不足がさらに深刻になる原因となります


また、言語や文化の違いから指示が伝わらず、業務上のミスや安全面でのリスクが生じることもあります


このようなトラブルの多くは、


「情報不足」



「コミュニケーション不足」


から生まれています


受け入れ企業が制度を十分に理解していない場合や、外国人側が自分の権利を知らない場合に、問題が表面化しやすくなります


対策としては、まず契約内容を明確にし、母国語での説明を行うことが重要です


就業条件や賃金、休日、寮のルールなどを事前にしっかり共有することで、認識のズレを減らすことができます


また、定期的な面談を行い、不満や問題を早期に把握することも効果的です


さらに、第三者機関の活用も重要です


外国人技能実習機構では相談窓口が設けられており、不正や問題があれば指導や是正が行われます


また、出入国在留管理庁も制度全体の管理を行っており、重大な違反には厳しい対応が取られます


企業側としては、単なる労働力としてではなく


「共に働く人材」


として受け入れる姿勢が求められます


一方で外国人側も、日本のルールや職場文化を理解する努力が必要です。双方の理解と信頼関係があってこそ、トラブルは減少します


この問題は個別の企業だけでなく、日本社会全体の課題でもあります


制度の理解と適切な運用、そして日常的なコミュニケーションの積み重ねが、トラブルの予防につながる重要なポイントです


外国人の技能実習生や特定技能の人材と受け入れ企業とのトラブルについては、これまで説明した労働条件や人間関係の問題に加えて、技能実習生が原則として自由に転職できない仕組みが、トラブルを深刻化させる大きな要因になっています


この点は制度の中でも特に重要で、監督や支援を行う 外国人技能実習機構 や在留管理を行う 出入国在留管理庁 でも問題として認識されています


技能実習制度では、実習生は特定の受け入れ企業で技能を学ぶことが前提となっているため、原則としてその企業を離れて自由に別の会社へ移ることはできません


やむを得ない事情がある場合には転籍が認められることもありますが、現実には手続きのハードルが高く、簡単に移れる仕組みにはなっていません


この


「転職できない」


という状況が、さまざまなトラブルを生みやすくしています


例えば、労働条件に不満があっても、簡単に職場を変えられないため、我慢を続けるしかない状態になります


長時間労働や低賃金、厳しい指導などがあっても、


「辞めたら在留資格を失うかもしれない」


という不安から声を上げにくくなります


その結果、問題が表面化せず、状況が悪化してしまうことがあります


また、精神的な負担も大きくなります


職場環境や人間関係に悩んでいても逃げ場がないと感じることで、ストレスが蓄積し、体調不良やメンタル不調につながるケースもあります


特に言葉の壁や文化の違いがある中で孤立すると、相談できる相手がいないまま問題を抱え込んでしまう傾向があります


さらに、この仕組みは


「失踪」


という形で問題が表れることもあります


職場環境に耐えられなくなった実習生が、正規の手続きを取らずに職場を離れてしまうケースです


これは本人にとっても不安定な状態になりますが、企業側にとっても人手不足や管理責任の問題となります


結果として、双方にとって不利益が生じる形になります


企業側にも影響があります


実習生が簡単に辞められないことを前提に、適切な労務管理や職場環境の改善が後回しになってしまうケースも一部にはあります


しかし、その結果として問題が深刻化し、監督機関からの指導や受け入れ停止といったリスクにつながることもあります


対策として重要なのは、まず企業側が


「転職できない立場にある人材を受け入れている」


という認識を持つことです


そのうえで、労働条件の透明性を確保し、母国語での説明や定期的な面談を行い、不満や問題を早期に把握することが必要です


また、外部の相談窓口を利用できることを周知し、実習生が安心して相談できる環境を整えることも重要です


制度面では、近年、転籍の柔軟化や制度見直しの議論も進められており、実習生の保護を強化する方向に動いています


しかし現時点では、現場での対応が非常に重要な役割を担っています


このように、技能実習生が自由に転職できないという仕組みは、トラブルの背景にある大きな要因の一つです


単なる労働問題ではなく、制度と現場の両方が関わる問題であり、適切な理解と対応が求められています


これから日本で働く外国人が激増していくことは確実です


これらの問題をきっちりと解決していかないと、日本の治安は悪化の一途をたどるでしょう


皆さま、今日もご安全に


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